彼の名は今日 (His Name is “Today”)
われわれは多くの誤ちや間違いを犯している
しかし最大の罪は子供達を見捨てていることだ
この生命の泉を無視していることだ
多くの必要なことは待つことができる
しかしこの子にはそれができない
今、彼(彼女)の骨が造られ、血が造られ感覚が育っているのだ
この子に対して私達は“明日ね”と言うことはできない
ガブリエラ ミストラル(チリ―)
1945ノーベル文学賞
私たちアグラサーラ協力基金は、バングラデシュ国内にある仏教寺院が運営する孤児院の自立支援事業を10年前から行っている団体です。
現在、バングラデシュ国の仏教徒は1%未満のマイノリティで、宗教的、社会的、経済的、人道的…と様々な困難を抱えています。
私たちは、バングラデシュの将来を担う子どもたちとアグラサーラの施設を救うために、本基金を設立することにしました。
この基金は、同じ思いを共有する同院卒業生を中心とするバングラデシュの人々と日本の有志の方々の志を合わせ、
アグラサーラの諸施設の適切な事業運営を目的として活動しています。
現在、孤児一人あたり月額24米ドルの資金(主に食費)が
賄えなくなってきています。孤児院には男女合わせて400人あまりの
孤児が暮らしていますが、食事は一日二回、お粥のようなものしか
提供できません。
教科書も3人に一冊しかなく、卒業生のお下がりなので、
ところどころページもありません。
水も深刻な問題です。飲み水の衛生度も問題ですが、
シャワーはなく子供たちはため池の泥水で体を洗っていて、
感染症が心配されます。施設の老朽化も深刻ですが、
子供たちが狭い部屋の土間にすし詰めで暮らしていることが、
当面の大きな問題です。
同院の活動は孤児院にとどまらず、次第に拡大していき、
現在は小学校、中学校、高校、女子短期大学、女子宿舎、
寡婦ホーム職業訓練センターを含む複合教育・訓練施設となっており、
貧困のために教育を受けられない青少年たちに必要な教育の機会を提供し続けてきました。
卒業生の中からは、看護師、教師、ビジネスマン等、社会に有益な人材を数多く輩出してきています。
バングラデシュの子どもたちの
未来の自立を育むために。
400人の子どもたちが待っています。 皆様の温かいご支援をお願いします。
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